2013年1月7日星期一

円、86円台半ば〔ロンドン外為〕(31日)

円、86円台半ば〔ロンドン外為〕(31日)
【ロンドン時事】週明け31日のロンドン外国為替市場の円相場は、年末最終取引日で商いが薄い中をじり安で推移、1ドル=86円台半ばまで下落した。午後4時現在は86円40~50銭と、前週末午後4時(86円05~15銭)比35銭の円安・ドル高。
 アジア市場では「財政の崖」をめぐる協議の難航を背景に85円台後半まで円が買い戻される場面も見られたが、円安地合いは継続。ロンドン時間夕方から再開される米上院の与野党協議をにらみながら、再び86円台半ばまで円安・ドル高が進行した。
 市場では、なお「財政の崖」回避失敗によるドル売りへの警戒を残しつつ、安倍政権発足に伴う日銀の追加金融緩和観測も背景に「少なくとも商いが薄い週内は円安基調が続く」(市場筋)との見方が強い。ある市場関係者は、「市場は88円を意識している」と指摘していた。
 ユーロは方向感のないもみ合い。午後4時現在の対ドル相場は1ユーロ=1.3175~3185ドル(前週末午後4時は1.3215~3225ドル)。対円では同113円95銭~114円05銭(113円75~85銭)。
 他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.6245~6255ドル(1.6150~6160ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9150~9160フラン(0.9130~9140フラン)。(了)【関連記事】 〔マーケット情報〕株と為替の最新市況 【特集】為替相場の理と奔流 【特集】欧州債務危機~もがくユーロ圏、出口見えず~ 長期金利、緩やかに上昇へ=景気底打ち背景に-13年見通し 円相場、86円30~31銭=28日午後5時現在
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